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2023.05.20

Rediscover the good culture of Japan

英語落語家・ラジオパーソナリティー/琉水亭はなびさん

People

外から見て気づいた
日本の古き良き文化

Rediscover the good culture of Japan

人生には理由がある
vol.15 前編
英語落語家・ラジオパーソナリティー/琉水亭はなびさん

琉水亭はなび/英語落語家・ラジオパーソナリティー

琉水亭はなび/英語落語家・ラジオパーソナリティー

日本の伝統芸能でもある落語を通して、世界中の人々に笑顔を届けたいとさまざまな場所で英語落語の高座を行う。米国のラジオのレギュラー番組や音楽フェス、イベントのMCやテレビリポーターとしても活躍。現在は、港区観光大使を務め、Google PixelのCM にも起用されている。
琉水亭はなびさんのInstagramはこちら

外から見て気づいた
日本の古き良き文化
英語落語家・ラジオパーソナリティー/琉水亭はなびさん

ピンク色のボブヘアに着物姿というインパクト抜群の姿で高座※1に現れ、
言葉巧みに枕※2を振って流暢な英語で落語を始めるのは、
英語バイリンガル落語パフォーマーの琉水亭はなびさん。
ラジオDJ、港区観光大使、薬酒アンバサダー、薬膳インストラクター、
琉球かれん講師などさまざまな肩書きを持ち、多方面で活躍中です。
「どの活動も根底にあるのは愛と元気と笑顔。
Love & Energyが私のテーマなんです」
そう明るい笑顔でハキハキと話す琉水亭はなびさんは、
周りの人にパワーを与えるポジティブオーラに溢れています。
「根っからの楽天家」とご本人も話す
そのエネルギーの源についてお話を伺いました。
※1:寄席の舞台 ※2:演目の説明や小咄(こばなし)など落語の導入部分

YouTube

公式YouTubeチャンネルでは、インタビュー動画をご覧いただけます。

幼い頃から、英語や海外の文化に触れてきたという琉水亭はなびさん。
特に英語教育に熱心だった母親は、NHKのラジオ基礎英語やセサミストリートなどで
日常的に英語を耳にする環境にしていたそうです。
また国際交流ボランティア活動の一環として、
海外からの留学生をホストファミリーとして自宅に受け入れていたことから、
中学の頃から外国人と触れ合う機会が多かったと言います。

子どもの頃の夢はミステリーハンター。
バックパックの旅で見た衝撃の光景。

「両親共に英語が話せないので、留学生のお世話は私に任されていました。私も当時は英語が話せるわけではなく、意思疎通が大変で、それが英語を話せるようになりたいと思った最初のきっかけです」。

また、子どもの頃からTBSの人気番組「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターに憧れ、高校は外国語科に進学。さらに大学は英米文学科に進みました。

大学時代に夢中になったのはバックパックの旅。南米など25カ国を回った際に衝撃の光景に出会います。路上で生活するストリートチルドレンでした。小学生くらいの子どもたちが住む家もなく、毎日お腹を空かせ、将来に希望も持てずにただその日を生きている。日本ではありえないその現実にたまらなくなったはなびさんは、路上で眠っている子どものポケットにパンなどの食べ物を詰められるだけ詰め込みました。

「でも、その後すぐに、どこからともなく子どもたちがたくさん出てきて、その子のポケットから全部食べ物を抜いて逃げていったんです。私がしたことは何の解決にもならなくて、この子だけじゃない、こんなに大変な子どもたちがたくさんいるんだ。この子たちのために何かしたい!強くそう思いました」。

帰国後、ストリートチルドレンのための学校建設など何かできることはないかと考えるものの、費用の捻出が難しく断念。「自分に何ができるんだろう」そんなことを考えているときにふと、「海外ばかりに目が向いていたけど、日本の子どもたちは幸せなんだろうか」と調べてみると、日本国内にもさまざまな問題を抱える子どもたちがいることが分かりました。そこで、琉水亭はなびさんは有志を募って仲間と共に児童養護施設を回り、音楽イベントなどを開催。虐待を受けていた子、ネグレクトされていた子、貧困家庭で育った子など、恵まれない子どもたちに愛と元気を届けるために、今もこの活動を続けています。

英語落語との衝撃の出会い。
「日本文化をこれで世界に発信したい」

一方、大学を卒業した琉水亭はなびさんは、アメリカに留学。海外生活を通して日本の文化や伝統、日本人の気質や自身のアイデンティティについて考えるようになりました。アジアやヨーロッパなど世界中から留学生が集まる語学学校では、どの国の人たちも自分たちの文化や国の魅力についてそれぞれが積極的に語る姿を見て、自分は自国を誇りに思っているにも関わらず、日本人として発信できるほどの知識がないことを痛感したと言います。また、どこかで日本人は諸外国に比べて「劣っていることが多い」とさえ感じていたそうです。しかし、改めて外から日本を見てみると、素晴らしい文化や伝統があることに気がつき、大きく考え方が変わりました。その一つが「落語」でした。

アメリカから帰国した琉水亭はなびさんは、音楽イベントのオーガナイザーやラジオパーソナリティーとして活躍する一方、プライベートでは交際していた彼と結婚、妊娠。子育てとの両立に忙しい日々を送っていたとき、たまたまテレビで見た月亭方正さんの落語に衝撃を受けました。

「関東って関西ほどお笑いが身近じゃなくて、落語は全然知らなかったんです。あと、方正さんってどちらかというと体を張るタイプの芸人さんだと思っていたので、あんなに言葉巧みに面白いことが言えるんだって驚きました」。

落語の話術がラジオパーソナリティーとして勉強になると考えた琉水亭はなびさんは、落語を学びたいと思い、落語に詳しい学生時代の友人に相談。すると、立川志の春さんを勧められ、そこでまたさらなる衝撃を受けます。

「志の春さんの英語落語を聞いて、これだ!!!って思ったんです。この時、自分が本当にやりたいことが見つかったんです」。

そこから落語教室に通い、弟子入りできる師匠探しを始めたものの、どの落語家も「弟子入りする必要はないんじゃない?」と口を揃えました。琉水亭はなびさんがやりたいことは、海外の高座や外国人の前で英語で落語をし、日本の伝統芸能の素晴らしさを知ってもらうこと。師匠方はそんな琉水亭はなびさんに教えられることは、あまりないと考えたようです。そこで、琉水亭はなびさんはまずは日本語で落語を学び、それを英語や日本語と英語のバイリンガルで組み立て直すなど、自身のスタイルを確立していきました。決めているのは創作をしないこと。あくまで古典落語を翻訳することで日本の伝統芸能を伝えたることが琉水亭はなびさんの落語の指針になっています。

「分かりづらいところは少し変えたり、日本独特の文化を知らないと理解できないことは、なるべく枕で説明するようにはしています。そうすることで落語を楽しんでいただくだけではなく、日本の文化も分かりやすく伝えられるんですよね」。

これまで、ハワイやアメリカなど数々の海外の舞台で落語を行ってきた琉水亭はなびさん。涙を流しながら大爆笑をする黒人女性や、日本に留学中の外国人に「日本のお笑いでこんなに笑ったのは初めて」と言ってもらえるなど、確かな手応えを感じ、今後もずっと活動を続けていきたいと考えています。

「落語家の皆さんは死ぬまで落語をされているので、私もそうすれば生きている間ずっと何かを配って歩けるなって思うんです」。

後編へつづく

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